ZOZO率いた前沢氏 突然退任のモヤモヤを聞いた
編集委員 中村直文
インターネットサービス大手のヤフーに保有するZOZOの株式を売却し、社長も退任した前沢友作氏。「宇宙との関わり」「新事業を興す」などと12日の会見で理由を語ったが、個人的にはモヤモヤした。ゾゾスーツなど革新的なプライベートブランド(PB)事業は道半ばで、なぜ自分でやりきらなかったのかと疑問に感じたからだ。同氏にインタビューを申し込むと、メールで回答が届いた。
前沢氏の言動は時に物議を醸し、軽薄に...
衣料品通販サイト大手のZOZOが9月12日、ソフトバンク子会社のヤフーの傘下に入る意向を発表した。創業者の前沢友作氏は同日付で社長を退任し経営から退く。前沢氏はユニクロやZARAに並ぶ世界規模のアパレル企業を目指したが、採寸用スーツの苦戦や相次ぐ有力ブランドの撤退など誤算が続いた。創業から約20年。月周回旅行やプロ野球への関心などの発言が注目を集めた前沢氏は第二の人生を歩む。
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