ファミマ、クリスマスケーキも予約強化 食品ロス削減
ウナギに続き
ファミリーマートは17日、クリスマスケーキなどの予約受け付けを21日から始めると発表した。「土用の丑(うし)の日(7月27日)」のウナギ商品に続いて、予約販売を強化する。ウナギでは強化の結果、売れ残りが減って店舗の収益改善につながったという。クリスマス商品も早期に予約すれば代金を割り引くなどして予約購入を促す。
クリスマスケーキやチキンなど計63種類の商品で12月22日まで予約を受け付ける。「ファミリーマート」や「クリスマス」、「予約」をかけて「ファミクリをヨヤクリ!」と題し、タレントの香取慎吾さんが企画、開発などを手掛けたケーキ(2980円)も販売する。早期に予約すれば代金を300円割り引くキャンペーンや、7月に配信したスマートフォン決済アプリ「ファミペイ」を活用した予約の受け付けも展開する。
土用の丑の日のウナギ商品での予約強化では、フランチャイズチェーン(FC)加盟店のウナギ商品に関する利益が前年比約7割増になるなど改善した。売上高自体は約2割減ったが、売れ残りが減ったため廃棄に伴う損失が少なくなった。
沢田貴司社長は17日に東京都内で開いたイベントで、「フードロスは大きな社会問題。継続して取り組みたい」と述べた。