みこし豪快に海へ飛び込む 和歌山・那智勝浦で例大祭
和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港に面して立ち、海の守り神とされる勝浦八幡神社の例大祭が15日営まれ、みこしもろとも担ぎ手の男たちが海に飛び込む豪快な「海中みそぎ」が観光客らを楽しませた。
例大祭は神社を出たみこしが港町を練り歩いた後、豊漁と航海安全を願って海に入り、帰路は船に乗せられて戻るのが習わし。
漁港では、若者らがこぐ木造の小型船「櫂(かい)伝馬」が海上でみこしの到着を待った。水しぶきを上げみこしが海へ飛び込むと、見物客から大きな歓声が上がった。
名古屋市から観光に来た水野義己さん(68)は「初めて見たが、ダイナミックで驚いた」と話した。〔共同〕