金丸元副総裁の次男団長の訪朝団、北朝鮮入り
【北京、平壌=共同】日朝関係改善に取り組んだ故金丸信・元自民党副総裁の次男、信吾氏(74)を代表とする訪朝団約60人が14日、北京から空路、北朝鮮・平壌に到着した。19日まで滞在。金丸信氏生誕105年となる17日には祝賀会を予定しており、朝鮮労働党や外務省の高官と面会する可能性もある。
信吾氏は、北京国際空港で記者団に対し「日朝の懸案事項は多くあるが、解決には国交正常化が一番の近道だ」と強調。前提条件なしで日朝首脳会談開催を目指すとの安倍晋三首相の提案に対する北朝鮮側の評価も聞きたいと語った。政府や自民党からのメッセージは預かっていないとした。
代表団は地元山梨県の関係者や在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者ら。金丸信氏は1990年に超党派で訪朝し、故金日成主席と会談した。信吾氏は秘書として当時の交渉にかかわった。信吾氏は昨年10月に訪朝した際には宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使と会い、意見交換した。
〔共同〕