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世界見据える石川遼、日本の頂上へは足取り順調

編集委員 吉良幸雄

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今は7、8合目あたりだろうか。富士山麓の難コース、山梨県富士桜CC(7566ヤード、パー71)で開催された男子ゴルフのフジサンケイクラシック(9月5~8日)で、石川遼(27)は最終日に7アンダー、64と猛追し5位に食い込んだ。賞金ランク1位(6881万円)をがっちりキープ。長嶋茂雄招待セガサミー杯で再開したツアー後半戦を、優勝、13位(RIZAP・KBCオーガスタ)、5位と2009年以来、10年ぶりとなる日本ツアーの頂上へ、順調な足取りで歩を進めている。

「自分のゴルフが底上げされている」

7月の日本プロ選手権(鹿児島・いぶすきGC)での感動的な復活優勝に続き、セガサミー杯では初日から首位を走り、完全優勝で2試合連続Vを飾った。義母の葬儀のためプロアマ戦も欠場しぶっつけ本番となったKBCオーガスタでは、最終日の18番で、ずらしたマークを元に戻さず2罰打を科されたのが響き、トップ10入りを逃したが、ゴルフの内容としては決して悪くはなかった。

ボギーなしの5アンダーで回った第2ラウンド後には「さほど感触が良くないのに。自分のゴルフが底上げされているのでは」と話した。芝目の強い芥屋GCの高麗グリーンではロングパットのタッチを合わせるのに苦戦。だが米ツアーを撤退し国内に主戦場を移した2017年秋から、最大の課題だったドライバーショットの不安は、ほぼ解消したように映る。

平均飛距離とフェアウエーキープ率を換算したトータルドライビングは、同大会は7位で、フジサンケイでは1位だ。久しぶりにツアーに同行したコーチ役でもある父・勝美さんは「ドライバーイップスは治ったみたい。今までになく飛んでいるし」とみている。

ドライバーはかなり振れている。ゴルフ用弾道計測器のトラックマンで測ると「今までにないヘッドスピード。自分でもびっくり」と石川。飛距離は伸び、フジサンケイでは324.75ヤード(4位)だった。そのぶん、アイアンの距離感が「半番手くらい合っていない」という。ピン筋に飛んでも、グリーンをショートしたり奥のラフにつかまったりする場面が目立った。この2戦は石川にしては「ベタピン」につくことが少なく、「100ヤード前後の距離感」を課題に挙げる。

昨年のフジサンケイは熱中症の影響で欠場しており、2016年(2位)以来、3年ぶりの参加。そのせいか、得意のはずのグリーンで思いのほか苦戦した。計33パットを費やした第2ラウンド(1オーバー)後は「グリーンの読みがここまで合わないのは初めて」と眉をひそめた。

芥屋の高麗グリーンと違って、富士桜では強いタッチはさほど要らない。そのためかパットがちょっと緩みがち。それでも第3ラウンド途中から、パターの握りをクロスハンドから順手に変えることで修正。パット数は3日目は27、最終日は22と改善、「いい転がりになり、自信を持って打てるようになった」と自分の感覚を取り戻したらしい。

通算11アンダーは、優勝した韓国ツアーの前年賞金王、朴相賢とは4打差。4日間の平均ストロークが36.110(パー35)と難度の高いアウトで、石川が4日間で1オーバーだったのに対し、朴は5アンダーで明暗が分かれた。イン(平均ストローク35.841=パー36)では石川の爆発力を生かせるだけに、来年もアウト攻略が鍵を握るだろう。

石川の次戦は今週12日開幕のANAオープン(北海道・札幌GC輪厚)。15年に優勝、16年は3位に入っているだけに、今季3勝目へ期待は高まる。3年ぶりの出場に、本人も「(セガサミーの優勝から)どれだけ成長できているか。今の自分のゴルフを輪厚で試したい」と腕をぶす。

腰に大きな負担、ケガに用心が必要

ただ、石川は4連戦となるANAオープンの翌週の新規ツアー、シンハン・ドンヘ・オープン(韓国)の出場を見送ることを明らかにした。腰痛のため国内開幕戦を欠場し、中日クラウンズは途中棄権している。「今年はケガから始まっている。スイングが速くなって、今まで以上に腰に負担がかかる。ベストな状態で戦えるのは4、5試合がぎりぎりか。ケガをしてからでは遅い」と腰痛再発を警戒。「その後も全部出るとは限らない」という。

今月17日には28歳の誕生日を迎える。今も「遼くん」と呼ばれるが、もうそんなに若くない。富士山頂でなく「エベレスト」、米ツアー制覇を目指すだけに、故障は"命取り"になりかねず、かなり気を使っている。「12月までトレーニングの量を増やして、ケガなくシーズンを終わりたい」

選手会長の重責を担うが、ファンが石川に望むのは優勝争いだ。より良いパフォーマンスを見せるためには、数試合休んでベストコンディションで戦うことが大切になる。1年でも早い米ツアー復帰へ、用心するに越したことはない。

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