[社説]報酬疑惑で日産は求心力を保てるのか
経営トップの資質を問われかねない問題ではないのか。日産自動車の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)を含む複数の役員経験者が、報酬をかさ上げして受け取っていた疑いが持たれている。
問題になったのは「ストック・アプリシエーション権」(SAR)という株価連動型の報酬だ。役員がいったん自社株を取得したとみなし、事前に定めた期日に株価が上がっていれば、差額を金銭で受け取る。この期日を株価がさらに上がった...
日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。
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