米議員、香港の条例案撤回を歓迎 権利保護へ対応求める
【ワシントン=永沢毅】米国では対中強硬派の議員を中心に香港の「逃亡犯条例」改正案の撤回を歓迎するとともに、香港市民の権利保護へさらなる対応を求める声があがった。
マルコ・ルビオ上院議員(共和党)は4日の声明で「歓迎するが、香港市民への当局の暴行の後では不十分だ」と指摘。「中国共産党は香港の自治を守り、暴力の脅しで事態を悪化させるのをやめるべきだ」と訴えた。
テッド・クルーズ上院議員(共和)は「重要な勝利だ。自由のために立ち上がる市民の力を証明した」とツイート。ベン・カーディン上院議員(民主党)は「撤回は正しい判断だが、デモ参加者の要求実現の第一歩にすぎない」との見方を示した。