セブン、軽減税率対象は値札に「*」 消費増税に伴う対応を発表
セブン―イレブン・ジャパンは4日、10月1日からの消費増税に伴う店舗での対応を発表した。食料品など一部の税率を8%に据え置く軽減税率制度では、対象商品の値札に「*」の印を表記する。キャッシュレス決済に伴うポイント還元策も実施し、レシートに還元額を表記する。値札やレシートで価格がわかりやすくし、利用客の混乱を避ける。
値札は現在と同様、「本体価格(税込み価格)」の形式で表記する。食品など軽減税率の対象商品には本体価格の後に「*」の印を付け、利用客がわかるようにする。対象商品でも店内の「イートインスペース」で飲食する場合は税率が10%になるが、税率10%の税込み価格は表記しない。レシートでも対象商品には、金額の前に「*」を表記する。
増税に合わせて2020年6月まで行われるキャッシュレス決済のポイント還元策にも対応する。中小・小規模事業者に該当するフランチャイズチェーン(FC)加盟店で実施する。キャッシュレス決済をした利用客には対象金額の2%分を差し引く予定で、実施する店舗ではポスターやのぼりを掲示する。レシートでは還元額を表記する。制度外の直営店でも実質的に同じ還元を受けられる。
ファミリーマートやローソンも消費増税後のレシート表記などを発表している。軽減税率制度やキャッシュレス還元など増税に伴う変化は大きく、各企業は利用客にとってわかりやすいように店舗での対応を進める。