8月の百貨店売上高、4社が増加
大手百貨店5社が2日発表した8月の売上高(既存店ベース、速報値)は三越伊勢丹、高島屋、そごう・西武、阪急阪神百貨店の4社が前年を上回った。台風や大雨で一時的に営業時間を短縮する店舗があったが、宝飾品などの高額品に加え、気温の上昇で盛夏の衣料品や雑貨の売上高が堅調だった。訪日客向けの免税売上高は中国元の低迷など為替の影響を受け3社が減少した。
売上高は三越伊勢丹が5.5%増、高島屋が3.8%増、そごう・西武が3%増、阪急阪神百貨店が2.9%増だった。大丸松坂屋百貨店は0.5%減だった。
免税売上高は大丸松坂屋、高島屋、三越伊勢丹の3社が前年を下回った。来店客が減少したほか、高級ブランドの雑貨や衣料品などの販売が伸び悩んだ。