AI起業家生む東大・松尾研 本郷をHONGOへ
華麗なるAI人脈(4)
数多くの歴史的建造物を残す東京大学の本郷キャンパス(東京・文京)。その象徴ともいえる安田講堂のすぐ隣、工学部2号館に日本の未来を担うであろうスタートアップ企業を次々に生み出す研究室がある。同大教授で人工知能(AI)研究の第一人者、松尾豊(44)が運営する通称「松尾研」だ。アカデミアにありながら産業に活力をもたらそうと奔走する松尾研は、いま日本の大学で最も注目度の高い研究室といってよいかもしれない...
あらゆる産業に浸透し始めた人工知能(AI)。20世紀後半の2度のブームから「冬の時代」を経て幕が上がった復活劇の主役はカナダ東部の街トロントにいる「AIのゴッドファーザー」と2人の弟子。3人を源流とするAI人脈は世界に枝葉を広げている。その華麗なる人脈を追う。
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