有志連合、深入りは禁物だ 優先すべきはイラン外交
本社コメンテーター 秋田浩之
世界にとってエネルギーの大動脈ともいえる中東のホルムズ海峡。その安全を守ろうと、米国が有志連合をつくり、同盟国や友好国に参加を呼びかけている。
米国からボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)とエスパー国防長官が7~8月に来日し、日本に参加を促した。ポンペオ国務長官も8月20日、国連安全保障理事会で各国の協力を求めた。
すでに英国とバーレーン、オーストラリアが参加を決め、韓国も前向きに検討してい...
長年、外交・安全保障を取材してきた。東京を拠点に北京とワシントンの駐在経験も。国際情勢の分析、論評コラムなどで2018年度ボーン・上田記念国際記者賞。著書に「暗流 米中日外交三国志」「乱流 米中日安全保障三国志」。