スリランカで非常事態解除 テロから4カ月
【ニューデリー=共同】スリランカ大統領府は23日、日本人1人を含む250人以上が死亡した4月の連続爆破テロを受けて発令されていた非常事態宣言が解除されたことを明らかにした。シリセナ大統領が延長の手続きを取らず、失効した。
非常事態宣言により令状なしで容疑者の身柄拘束が可能になり、警察や軍の権限が拡大されていた。警察当局はテロの容疑者全員を殺害または逮捕したという。
テロでは4月21日、最大都市コロンボの高級ホテルや教会などで爆発があった。キリスト教の復活祭(イースター)に当たったため、警察当局は地元過激派がキリスト教徒や外国人を狙ったとみて捜査。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。