日米交渉2日目 茂木氏「山頂がどう見えるか、頑張る」
【ワシントン=辻隆史】日米両政府は22日午後(日本時間23日未明)、米ワシントンで貿易交渉の2日目の閣僚級協議を開いた。最短で9月末に交渉を決着させるシナリオを念頭に、茂木敏充経済財政・再生相と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が自動車や農産品など重要品目の関税の扱いをめぐり詰めの議論を続ける。
茂木氏は協議に先立ち、宿泊先のホテルで記者団に「いい天気だ。山頂がどう見えるか、頑張ってみる」と述べ、協議の進展に意欲を示した。茂木氏は8月1~2日に開いた前回協議後の記者会見で「頂上は見えている」と語り、交渉が大きく前進したことを示唆していた。