岩手知事選2人が立候補
任期満了に伴う岩手県知事選が22日告示され、いずれも無所属で、4選を目指す現職達増拓也氏(55)=立憲民主、国民民主、共産、社民推薦=と、新人の元県議及川敦氏(52)=自民推薦=が立候補を届け出た。参院選後では埼玉県に続き与野党対決型の知事選となる。東日本大震災からの復興政策や現県政継続の是非が争点で、9月8日に投開票される。
前回の2015年は無投票で、8年ぶりの選挙戦となる。達増氏は国民民主党の小沢一郎衆院議員(岩手3区)に近いとされ、自民党は県政奪還を目指している。
達増氏は盛岡市内で「震災からの復興はまだ途中だ。ハード面の整備を進めるとともに被災者の心と体のケアにも取り組む」と強調した。
及川氏は八幡平市で「(達増氏は)他県の知事に比べ、国へ陳情に行く回数が圧倒的に少ない」と指摘。「復興や地域振興の財源を確保するため、国と対話できる知事が必要だ」と強調した。
公明党県本部は及川氏を推薦している。
〔共同〕