富山県、豚コレラで追加対策 知事「国主導で防止策を」
富山県は22日、豚コレラ感染を防ぐための追加対策を発表した。野生イノシシの捕獲を進めるため、わなの設置場所を富山市など2市に加えて魚津市や黒部市など7市町にも広げる。県は対策費を1014万円追加する。7月以降様々な防止策を打っており、合計の費用は9414万円になる。
同日、記者会見した石井隆一知事は富山県の養豚農家全19戸が予防用に豚のワクチン接種を要望していると述べた上で「まん延防止は国の責務。すみやかに対応してほしい」と話した。中部・北陸各県では豚コレラが広がっており、農家からはワクチン接種を求める声が出ている。