派遣時給、7月は1.7%高 エン・ジャパン調べ
人材サービス大手のエン・ジャパンが22日発表した7月の派遣社員の募集時平均時給は、三大都市圏(関東、東海、関西)で1575円となり、前年同月比1.7%(27円)上昇した。前年比では14カ月連続のプラス。キャッシュレス決済サービス向けの営業・販売やオペレーターなどの需要が伸び、時給の引き上げにつながった。
職職別でみると、「営業・販売・サービス系」は1.9%(27円)高い1484円となり、過去最高を更新した。「オフィスワーク系」が同0.7%(11円)高い1579円で、プラスが5年11カ月続いている。
同業大手のディップがまとめた7月の派遣社員の求人件数は約12万3000件で、前年同月比24.4%増えた。特に深刻な人手不足の状態が続いている「介護・ペルパー」は67.2%の大幅増となった。