富山―羽田線、1日4往復維持 全日空の冬季ダイヤ
全日本空輸は21日、10月27日から始まる冬季ダイヤで富山―羽田便の1日4往復体制を維持すると発表した。昨年の冬季ダイヤから全便の機材を小型機に変更しており、今年も引き続き小型機で運航する。同路線は北陸新幹線との競争で顧客数と単価が減少している。
米ボーイングの737-800型機(166席)を中心に運航する。機材の小型化で利用率が改善していることから、年末年始には一回り大きい欧州エアバスのA321型機(194席)を導入する。
全日空の発表を受け、石井隆一富山県知事は「羽田線は羽田乗り継ぎにより(富山と)全国や世界の主要都市とを結ぶ基幹路線であり、1日4往復を維持・充実していくことが重要」とコメントした。今後も県民や県内企業に同路線の利用を呼びかけていきたいという。