山梨知事「リニア、予定通り開業を期待」
山梨県の長崎幸太郎知事は20日の記者会見で、リニア中央新幹線の建設工事を巡るJR東海と静岡県との意見交換に関して「(静岡県)知事は、県民や地域の環境を保全する責任がある。静岡県に大きなマイナスを強制することはできない」と述べ、同県の立場に改めて理解を示した。
トンネル掘削による大井川の流量減少対策については「技術的に乗り越えられると思っている。予定通りの開業を期待している」と話した。
会見に先立ち20日までに実施した就任6カ月での報道各社のインタビューで、山梨県内に設置されるリニア新駅位置の再検討について「目標は山梨にとって価値を最大化する場所にすること。根拠のある議論をするのが大事で、そのための事実と数字をそろえている」と述べた。