山陽新幹線、始発から運行再開
台風10号に伴う「計画運休」で15日に新大阪―小倉間で終日運転を見合わせていた山陽新幹線が16日午前、全線で再開した。JR西日本によると、「計画運休」で311本が運転を取りやめ、19万8千人に影響が出たという。
JR西日本は、山陽新幹線について午前6時台の始発から通常運行している。同日午前、新大阪に向かう博多発と広島発の新幹線をそれぞれ1本ずつ追加で運行。Uターン時期を迎え、15日に乗車できなかった利用者らに配慮した。
一方で、台風の影響で運休は16日も一部列車で続いている。JR西日本によると、午後1時現在、京都や大阪と和歌山を結ぶ「くろしお」や、大阪から金沢に向かう「サンダーバード」など特急計75本の運休が決まっている。
特急以外でも和歌山線、姫新線など一部区間で始発から運転を一時、見合わせた。
JR東海では、15日に山陽新幹線との直通運転を取りやめた東海道新幹線について、16日は平常通りの運行に戻した。東京―新大阪間の上りで8本、下りで3本の臨時列車を増発。17日は上りで2本の列車も追加する。