参院、福祉車両の導入検討 れ新議員らに対応
参院は議員が使用する公用車に車いすのまま乗り降りできる福祉車両を導入する検討に入った。重い障害を持つれいわ新選組の新人議員2人の要望に対応するため自民党が提案した。秋に召集予定の臨時国会までに結論を得る。
重度の障害を持つれ新の船後靖彦、木村英子両氏と元パラリンピック選手で国民民主党の横沢高徳氏が福祉車両の活用を求めていた。自民党は8月初めの臨時国会の際、参院議院運営委員会の理事会で福祉車両を3台導入することを提案し、野党が持ち帰っていた。
参院の公用車は現在、79台あり、各会派の所属議員数に応じて配分される。れ新の所属議員は2人で、現行ルールのままでは他の少数会派と共同で公用車を使うことになる。与野党は障害のある議員が優先的に使えるようにするため、福祉車両を79台に追加して導入するか協議する。