吉田沙保里さんに栄誉賞 愛知県「連勝は金字塔」
愛知県は13日、五輪や世界選手権で16大会連続世界一に輝くなど、県内を練習拠点にレスリング選手として活躍した吉田沙保里さん(36)に、県民栄誉賞を授与した。
大村秀章知事は「16連覇と(個人戦の)206連勝は金字塔。これからも後進の指導やいろいろな分野で活躍してほしい」と話した。吉田さんは受賞に「愛知県で大きく成長させてもらった。大変うれしく、こんな光栄なことはない」と笑顔。「来年は東京五輪だが、何かの形で携わって力になりたい」と抱負を語った。
吉田さんは同県大府市の中京女子大(現至学館大)出身で、卒業後も大学を拠点に練習を重ねた。アテネ、北京、ロンドンの五輪で3連覇を達成するなどし、今年1月に現役を引退した。
同賞はこれまでに、名古屋市出身でフィギュアスケートの冬季五輪メダリスト浅田真央さん、プロ野球中日の監督を務めた故星野仙一さんの2人が受賞している。〔共同〕