「石化」 車生産、回復不透明 用途広く需要堅調
19年度下期市況を読む(3) 三井化学常務執行役員・佐藤幸一郎氏
――バンパーなど自動車で最も多く使う合成樹脂のポリプロピレンはアジア価格が昨秋の高値から急落し、2割安い1トン1000ドル前後で推移しています。
「米中貿易摩擦による中国経済の減速や景況感の悪化が響いている。大消費地である中国やインドの自動車販売の減少はポリプロピレンコンパウンド(混合部材)の需要減につながっている」
「とはいえ、ポリプロピレンは機械や食品など向けの包装資材や産業資材など用途は幅...
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