SCREEN、京大発スタートアップに出資
半導体製造装置大手のSCREENホールディングスは8日、京都大学発スタートアップのAFIテクノロジー(京都市)に出資すると発表した。出資額は数億円のもよう。SCREENは半導体やスマートフォンなどの好不況に左右されやすい事業構造の改革が課題。細胞や微生物の検査装置を手がけるAFIへの出資でライフサイエンスの新規事業を育てる。
SCREENはAFIの第三者割当増資に応じて8月中にも出資する。17年にも出資しており、今回は2回目。出資比率は20%を超え、筆頭株主になる。AFIは細胞を染色せずに分離、精製する技術を持つ。現在は食品工場などで使われているが、今後はiPS細胞などライフサイエンス分野で製品の共同開発を進める。