台風10号、お盆休みに本州接近も 沖縄は9号で暴風雨
大型で非常に強い台風10号は9日、小笠原諸島の近海にほぼ停滞している。10日から11日ごろにかけ、非常に強い勢力を保ったまま小笠原諸島に接近し、お盆休み期間中の13日には西日本から東日本の太平洋側に接近する恐れがある。台風9号の影響により、沖縄では9日も猛烈な風やしけが続き、沖縄発着便は欠航が相次いだ。
台風10号の9日午前9時現在の中心気圧は950ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径170キロ以内が風速25メートル以上の暴風域となっている。今後ゆっくりした速度で北上し、12日午前9時時点では小笠原諸島を通過し、暴風域を伴って本州の南海上に達する見込み。
大型で非常に強い台風9号は9日、石垣島北の海上から東シナ海を北西に進んだ。気象庁は沖縄地方に暴風や高波への警戒を呼びかけた。
日本航空(JAL)は9日朝までにグループの日本トランスオーシャン航空や琉球エアーコミューターで、羽田、那覇、石垣などの空港をつなぐ計48便の欠航を決めた。全日空(ANA)でも国内線・国際線合わせて42便が欠航する。