リクナビ問題が問う日本のデータ活用
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「データ活用、利点伝えよ」 野村敦子・日本総研主任研究員
――リクナビの問題から何を学ぶべきか。
「データが誰の物かを日本企業は曖昧にしてきた。慎重な扱いが必要な個人データも...
データ資源は21世紀の「新たな石油」といわれる。企業や国の競争力を高め、世界の経済成長の原動力となる。一方、膨大なデータを独占するIT(情報技術)企業への富と力の集中や、人工知能(AI)のデータ分析が人の行動を支配するリスクなど人類が初めて直面する問題も生んだ。
連載企画「データの世紀」とネット社会を巡る一連の調査報道は、大きな可能性と課題をともにはらむデータエコノミーの最前線を追いかけている。