「会派名、協議の対象」 国民民主代表 立民の衆院会派入り提案
国民民主党の玉木雄一郎代表は7日の記者会見で、立憲民主党が提案した衆院会派入りに関し「実際に会派を組むなら、会派名を含めて協議の対象だ」と述べた。政策についても「互いの考え方を尊重しながらやっていくことになる」と調整が必要との考えを示した。
立民の枝野幸男代表は5日の党首会談で、立民の憲法やエネルギー政策などへの理解を文書で求めた。そのうえで立民の衆院会派「立憲民主党・無所属フォーラム」に加わるよう求めた。
玉木氏は記者会見で枝野氏から立民会派入りではなく統一会派の結成を求められているとの認識を表明した。文書の内容は「先方の要望・提案として受け取った。合意したものはない」と述べた。
国民民主は週内に総務会と両院議員総会を開き、立民への返答を正式決定する方針だ。立民は衆院会派入りを求めているが、国民民主は5日の臨時の執行役員会で「会派は衆参両院ともに一緒になるべきだ」との考えを確認している。
立民会派の岡田克也衆院議員は7日、記者団に「玉木さんは提案を受け入れ、一歩踏み出してもらいたい」と語った。日本維新の会の松井一郎代表は同日の記者会見で「もう民主党に戻ればいい。立民とか国民民主とか言わず『そもそも民主党』『もともと民主党』で作ったらいい」と批判した。