肥満と闘う 弁当チャレンジ 医食同源の科学
食サプライズ(2)
「食べ続けると健康になる」。今年5月、霞が関の農林水産省内で、事務次官から一般職員まで15人が参加する「12週間チャレンジ」が始まった。
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、略称NARO)が、今まで蓄積した知見を注ぎ込んで開発した「NARO Style弁当」。これを昼食に食べ続け、増えると生活習慣病になりやすい内臓脂肪の量が変わるかどうか。職員が自ら試す取り組みだ。
先端技術から生まれた新サービスが既存の枠組みを壊すディスラプション(創造的破壊)。従来の延長線上ではなく、不連続な変化が起きつつある現場を取材し、経済や社会、暮らしに及ぼす影響を探ります。