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43歳ウッズの現在地 相性いいコースなら勝機あり

ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

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インパクトが大きすぎた。ゆえにタイガーマニアは、まひしたのかもしれない。

それも仕方がない。今年のマスターズ・トーナメントで優勝したタイガー・ウッズ(米国)が、男子ゴルフの四大大会を制したのは2008年の全米オープン以来、11年ぶりのこと。グリーンジャケットに袖を通したのは05年以来、14年ぶり。懐かしさがこみ上げ、往年をほうふつとさせる強さに、冷静な判断力をそがれた。

もっとも、夢から覚め、現実を知るのにさほど時間はかからなかった。

続く全米プロ選手権で予選落ちすると、メジャー大会連覇への期待はあっけなくついえる。6月に行われた全米オープンは、00年の同大会を15打差で制した相性のいいペブルビーチ・ゴルフリンクスが舞台だったが、21位タイ。7月の全英オープンでは、初日の折り返しを迎えた時点ですでに優勝争いの圏外にはじき出され、予選落ちとなった。

今や、マスターズ・トーナメントの歓喜は遠い昔。見せ場さえつくれなかった3大会とのギャップを熱狂的なタイガーファンは、どう受け止めているのか。

片や冷静なファンは、マスターズ・トーナメントがむしろ出来過ぎで、今のゴルフ界の大局を見渡せば、残り3大会の結果こそ、43歳の現在地を正確に表している――。そう見ているのではないか。

そもそもウッズ自身に勝てるという計算があったのか。

今では奇跡とも映るマスターズV

確かにマスターズ・トーナメントに勝った後、あと3勝と迫ったジャック・ニクラウス(米国)が持つ四大大会の通算勝利数(18勝)を視界にとらえた、というニュアンスの話をしている。

ただ、体調面での不安が、見え隠れ。マスターズ・トーナメントの後、彼が出場したのはたったの4試合である。そのうちの2試合で予選落ち。その2試合とは、すでに触れた全米プロ選手権と全英オープンだが、あのときの戦いを振り返っても、勝てるレベルにあるとは感じられなかった。

実戦から遠ざかり、試合勘もない。準備不足も露呈し、4試合で12ラウンドしたが、60台をマークしたのは2度だけ。平均スコアは71.17。その数字は、そのことを如実に物語った。

また、その4試合の初日の平均順位は61位。2日目の平均は66位。今年1月まで遡っても、傾向はたいして変わらない。出場した10試合のうち、9試合がストロークプレーの大会だったが、初日を終えた段階でのトップとの差は平均6.71打。2日目は9.86打。決勝ラウンドに進んだものの勝てなかった6試合をみると、4日間通算ではトップとの差が平均で10.5打である。

その差は詰まるどころか開いていき、これではむしろ、マスターズ・トーナメントで勝てたことのほうが奇跡とも映る。

体調が良く、相性のいいコースなら

だが、昨季を振り返ると、確かに復調が感じられた。フェデックスカップの最終戦で勝ち、5年ぶりのツアー勝利をマーク。年間王者をわずかな差で逃した。

マスターズ・トーナメントは、その延長線上にあるという捉え方もできたが、今季の傾向を改めてふかんすれば、コースがオーガスタ・ナショナルGCだったから勝てたともいえる。

全米プロ選手権が行われたベスページ・ステートパーク・ブラックコース、全英オープンが開催されたロイヤルポートラッシュGCのようなパワーを要する難コースでは、ブルックス・ケプカ、ダスティン・ジョンソン(ともに米国)、ロリー・マキロイ(英国)、あるいはマシュー・ウルフ(米国)のような若手には、もはやかなうまい。難コースを力でねじ伏せるスタイルはもはや過去のものだ。

だが一方で、今後も体調さえ良ければ、知り尽くしたコースで戦えるマスターズ・トーナメントなら勝機はあるのではないか。

その意味で、フェデックスカップのプレーオフは興味深い。舞台となるリバティ・ナショナルGC(ノーザントラスト)、メディナCC(BMW選手権)、イーストレークGC(ツアー選手権)の3コースでは過去、4勝をマークし、2位が6回という、ウッズにとっては相性のいいコースばかりなのだ。

若手にはもはや太刀打ちできない。そう、はなから決めつけるのは、危険かもしれない。たとえマスターズ・トーナメント以外の四大大会で、惨敗を喫したとしても。

その注目のプレーオフは、8月8日に幕が開く。

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