名古屋城復元で新たな部会も、市が有識者会議で提示
名古屋城天守閣の木造復元をめぐり名古屋市は5日、天守閣下部(天守台)の石垣の調査・保全策を話し合う市の有識者会議(石垣部会)を約2カ月ぶりに開いた。2022年末の天守閣復元を優先する市に対し、「適切なデータと時間を取ってほしい」と有識者側は従来の主張を述べた。市は天守台の北側を調査する別の部会を設ける方針も示した。
河村たかし市長は同日の定例記者会見で、6月に取り下げた木材保管庫整備の関連予算について「ひとつのめどがついた時点で再提出したい」と述べた。市議会の9月定例会に提出するとの見方もあるが、市長は具体的な時期について明言は避けた。