臨時国会が閉幕 参院のバリアフリー対応進む
第199臨時国会が5日、閉幕した。参院の新議長に自民党の山東昭子氏、副議長に立憲民主党の小川敏夫氏がそれぞれ就任するなど院の構成を決めた。召集日の1日には、5月に即位した天皇陛下を迎えて初めてとなる開会式を開いた。
会期は5日間で、実質的な法案の議論はなかった。重度の身体障害をもつれいわ新選組の船後靖彦氏と木村英子氏が参院選で初当選したのを受け、本会議場の議席の改修や介助者の帯同を認めるなど参院でバリアフリー対応が進んだ。2人の議員活動中の介助費用は当面は参院が負担することも決めた。
政府・与党は秋の臨時国会を10月ごろに召集する見通しだ。9月に予定する内閣改造や自民党役員人事後、初の論戦となる。ハンセン病家族訴訟を受けた救済法案などを審議する見込みだ。