ライブドアの最期見届けた男、ラム肉を焼く
敗れざる者たち ネット興亡記外伝(2)
堀江貴文の逮捕でライブドアがなくなったわけではない。その最期を見取ったうえで新たな一歩を踏み出した者もいる。
ライブドア解体指令
「高校を卒業してから20年にしてぶつかった青春の日々。まだ振り返れない。たぶん、泣いてしまう」
2011年6月30日、高岳史典は5年近く勤めたライブドアを去る日、こんな思いを...
インターネット産業の勃興を彩る起業家たちの挑戦と苦悩の物語を描くシリーズ「ネット興亡記」。その中で今も功罪を問われるのがライブドアだ。時代が21世紀に入るとともに時代の寵児(ちょうじ)と騒がれ、2006年1月、堀江貴文の逮捕で実質的に幕を閉じた。だが、ホリエモンのもとに集まった若い才能たちは舞台を移して今も活躍している。多くはライブドアを買収したLINEに移ったが、自らの腕を信じて異なるフィールドに飛び込んだ者もいる。昨年10月に公開したネット興亡記・第2部「敗れざる者たち」の外伝として「ライブドアの残党」のその後の物語を追う。 (2018年10月に日経産業新聞に掲載した記事を加筆修正しました)
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