早朝6時で気温30度超 マラソンコースで気象観測
気象予報会社のウェザーニューズが2日、東京五輪の陸上女子マラソンまでちょうど1年となった東京都内のコースで、レース時間に合わせて気温などを測定した。発着点となる新国立競技場の横では、スタート時間の午前6時時点で気温30度超を観測した。
本番のコースを自動車で移動しながら、5キロおきにデータを測定。湿度も午前6時の段階で70%を超えていたという。スポーツ気象チームの浅田佳津雄リーダーは「少し薄雲がかかっていた。直射日光が強くなれば、暑さの感じ方も違ってくると思う」と話した。
同社は昨年も午前7時から観測を行っており「日陰の具合は午前6時スタートの方がいいと直感的に感じた」という。浅田リーダーは日本陸上競技連盟科学委員会のメンバーも務めており、観測データは今後選手の暑熱対策などに生かされる。
東京五輪のマラソンは女子が来年8月2日、男子が同9日に行われる。
〔共同〕