陛下、令和初の国会開会式に出席
臨時国会の開会式が1日午後、参院本会議場で開かれ、天皇陛下が即位後初めて出席された。陛下は「国会が、国権の最高機関として、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」と述べられた。
お言葉は、在位中の上皇さまの文言をほぼ踏襲した。
陛下は皇太子時代の2003年1月、前立腺がんの手術で入院中だった上皇さまの代理で国会開会式に出席し、お言葉を代読されたことがある。
この日の陛下は午後2時45分ごろ、国賓の接遇などに使用する最も格式の高い御料車に乗って、赤坂御所(東京・元赤坂)から国会議事堂中央玄関に到着された。衆参両院の正副議長らの出迎えを受け、議場に向かわれるモーニング姿の陛下の後には、紫色の袱紗(ふくさ)に包まれたお言葉をささげ持った侍従らが付き従った。