地域産品の開拓へ、地場旅行会社と広島銀 今秋めど
広島電鉄と中国新聞社(広島市)が共同出資で設立した旅行会社のひろでん中国新聞旅行(同)は31日、地域産品の販売などを支援する事業を今秋から開始すると発表した。特産品の発掘で地元事業者の販路拡大につなげるほか、広島市内を周遊するツアーの提案などを通して街のにぎわいづくりを狙う。同社の株式を引き受ける形で広島銀行も参画する。出資比率は未定。
ひろでん中国新聞旅行が2020年7月より指定管理者となる平和記念公園レストハウス(広島市)を皮切りに、地元産品の販売や観光情報を発信する拠点を順次増やす。同日会見した広島電鉄の椋田昌夫社長は「各事業者が持つノウハウを活用し、地域の活性化に貢献したい」と話した。