概算要求基準、政治色薄く 歳出上限なし続き無風に
政府は31日、2020年度予算の概算要求基準を閣議了解した。7年連続で歳出上限の設定を見送り、予算獲得をめざす与党が関与を強めるなどの政治色は薄い。かつての概算要求基準づくりは、一般歳出などに上限を定めるのを巡って財務省や省庁、与党の攻防の舞台だった。第2次安倍政権以降は「青天井」が定着し、夏の予算編成論議は無風が続いている。
安倍晋三首相は31日の政府・与党政策懇談会で「全世代型社会保障への転...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1328文字