三越伊勢丹、シンガポール店舗を2020年に閉店 競争激化で
三越伊勢丹ホールディングス(HD)は31日、シンガポールで展開する「ジュロン イースト店」を2020年3月に閉店することを明らかにした。入居するショッピングセンター(SC)との契約更新交渉がまとまらなかったことから、退店を決めた。今後は同国で運営する他の5店舗に経営資源を集中する。
同店は三越伊勢丹HD子会社のシンガポール伊勢丹が13年、現地の「ジュロン ウエストゲイト ショッピングセンター」に開業。売り場面積は約5500平方メートルで地下2階から地上1階に入居。食品や雑貨、衣料品などを扱っていた。
出店している地区は再開発が進み、ファミリー層の集客に期待していた。ただ他店舗との競争が激しく、店舗単体では赤字が続いていたとみられる。