H2Oリテイ、純利益5・7倍 4~6月 スーパーはなお苦戦
エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)が30日発表した2019年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比5.7倍の15億円だった。阪神梅田本店(大阪市)の18年6月の再開業に伴う広告宣伝費や、一時的に発生した退職金の割り増し費用がなくなり、大幅増益となった。
阪急オアシスなどスーパー事業の苦戦が続き、売上高は1%減の2171億円、営業利益は15%減の28億円だった。主力の百貨店では高級ブランド品が好調だったほか、人件費などの削減を進めたが、売上高の落ち込みを補えなかった。
20年3月期の連結業績見通しは従来予想を据え置いた。
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