野村不HD、純利益60%減 4~6月 マンション販売低調
野村不動産ホールディングスが30日発表した2019年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比60%減の29億円だった。マンションなどの販売戸数が減り、オフィスビル賃貸も物件売却で賃料収入が減少した。
売上高は5%減の1124億円、営業利益は58%減の60億円だった。住宅部門はマンションと戸建ての分譲住宅の販売戸数が208戸と69%減だった。20年1~3月期に販売される物件が多いことが影響した。
マンション販売は低価格ブランドが中心だったため販売コストが重荷となり、住宅部門の事業損益は48億円の赤字(前年同期は4億円の黒字)と採算が悪化した。
20年3月期の通期見通しは据え置いた。売上高は11%増の7390億円、純利益は微増の460億円を見込む。
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