吉田沙保里さんに県民栄誉賞 世界大会16連覇、8月に表彰式
愛知県の大村秀章知事は29日、レスリング選手として五輪を含む世界大会16連覇などの記録を残した吉田沙保里さん(36)に県民栄誉賞を授与すると発表した。フィギュアスケートの浅田真央さん、プロ野球中日の監督を務めた故星野仙一さんに続き、3人目となる。8月13日に県公館で表彰式を行う。
吉田さんは中京女子大(現至学館大)出身で、2019年1月に引退を表明した。アテネ、北京、ロンドンの五輪で3連覇するなど、世界大会で16大会連続世界一に輝いている。大村知事は29日の記者会見で「前人未到の大記録を残し、世代を超えて、勇気と感動を与えてくれた」と述べた。
吉田さんの希望を聞き、記念品はノリタケカンパニーリミテドのプレートとフォーク・スプーンのセットとした。世界大会16連覇にちなみ、16個の金メダルなどをイメージしてデザインした特注品という。