英首相にボリス・ジョンソン氏 道化師か勝負師か
「私は困難な状況で驚くような結果を出す」。党首選のテレビ番組でこう自賛した言葉に確かに偽りはない。労働党候補を相手に不利と言われながら選挙で2連勝し、ロンドン市長を8年務めた。残留が有利とみられた欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票では「離脱」を勝利に導いた。
別の意味で驚きを生むことも多い。市長時代にはロンドン五輪関連のパーティーに空中からワイヤーを滑り降りてサプライズ登場しようとして失敗し、宙...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り573文字