GMO、駅伝に参入 青学・原監督がアドバイザー
GMOインターネットは24日、スポーツの実業団チーム「GMOアスリーツ」を通じ、駅伝に参入すると発表した。2018年の福岡国際マラソンで6位だった山岸宏貴選手などで構成する駅伝チームを立ち上げ、まずは20年元日の「ニューイヤー駅伝」の出場を目指す。
GMOアスリーツのアドバイザーを務める青山学院大・原晋監督は東京・渋谷で開いた記者会見で「参戦により、陸上界の発展と世界で戦える人材の発掘ができる」と話した。
GMOアスリーツは16年4月に立ち上げた。まずは男子陸上長距離の選手やスタッフで構成し、将来的には他競技の支援も検討している。これまではマラソンを中心に出場していたが、選手数の増加や大会での実績により、駅伝でチームとして戦える体制が整ったという。花田勝彦監督は「ナンバー1を目指し、初出場初優勝したい」と意気込んだ。
GMOインターネットはクラウドや金融事業などが中心だが、企業の社会的責任(CSR)活動の一環としてスポーツ事業に取り組んでいる。原監督とGMOの熊谷正寿会長兼社長は、15年に青学が箱根駅伝で初の総合優勝を果たした際の優勝報告会で出会った。原監督は「大学以降も選手の成長が見込まれる環境作りをしなければ陸上界は疲弊する。それを受け止めてくれたのが熊谷会長だった」と語った。
(吉田楓、桜井芳野)
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