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韓国軍、警告射撃360発 日本、竹島侵犯で韓ロに抗議

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【ソウル=恩地洋介】ロシアと中国の複数の軍用機が23日、島根県の竹島(韓国名・独島)周辺の上空に相次ぎ侵入した。韓国軍はロシア機が「領空」を侵犯したとして360発の警告射撃をし、ロシア政府に再発防止を求めた。日本は領空侵犯したロシアと、日本の領空内で警告射撃をした韓国にそれぞれ抗議した。中ロが亀裂を深める日韓とその同盟国である米国の反応を試したとの見方がある。

韓国国防省によると、竹島上空を「侵犯」したのはロシア軍のA50空中警戒管制機だ。23日午前9時すぎから2回飛行し、緊急発進した韓国空軍のF16戦闘機などが1回目に80発、2回目に280発の警告射撃をした。無線で警告をしたが反応がなかった。

これとは別に、ロシアのTU95爆撃機2機と中国のH6爆撃機2機も韓国の防空識別圏内を1時間半近く飛行した。編隊を組むような行動を取ったという。

竹島周辺の上空での警告射撃は極めて異例だが、韓国軍関係者は「1回の操作で連射され、360発の射撃が過剰対応とは言い切れない」と説明した。韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は23日、ロシア安全保障会議のパトルシェフ書記に「事態を非常に重くみており、こうした行為が繰り返された場合は、はるかに強い措置を取るだろう」と抗議した。

菅義偉官房長官は23日の記者会見で「ロシア軍機が2度にわたり領空侵犯したと認識している」と述べた。韓国による警告射撃に関しては「竹島の領有権に関するわが国の立場に照らして到底受け入れられず、極めて遺憾だ」と語った。

日本政府は竹島を「わが国固有の領土」としているが、韓国が実効支配している。日本は周辺空域を軍事的な監視下に置く「防空識別圏」に設定せず、通常は緊急発進などの対応はしていない。

防衛省によると、中国軍の爆撃機が東シナ海から北上してきたため自衛隊機が緊急発進した。この後、ロシア軍機が中国軍機に合流し、自衛隊機による緊急発進中にロシア軍の警戒管制機のみが竹島上空を飛行した。

ロシアは中国と軍事協力を強化しており、日本海や地中海、バルト海などで共同で軍事演習を行ってきた。ロシア国防省は23日、中ロの空軍機が同日に初めてアジア太平洋地域で巡回飛行を行ったとの声明を発表。「日本海の上空を計画に従って飛行していた」と韓国の「領空」には侵入していないと反論した。

ロシアと中国がこのタイミングで日本と韓国を挑発した背景には、日米韓の安全保障協力へのけん制がありそうだ。韓国大統領府元高官は「弱体化が指摘される韓米同盟をテストし、韓米日の安保協力の溝を広げる意図がある」と指摘した。

日米韓の安保協力は18年に北朝鮮が対話姿勢に転じた後、きしみが生じた。米韓は18年以降、大規模な合同軍事演習を相次ぎ打ち切った。19年から規模や期間を縮小した演習に切り替えたが、北朝鮮は反発し米朝非核化交渉のカードにしようとしている。

日韓も揺れる。18年末には韓国海軍の艦艇が自衛隊哨戒機に火器管制レーダーを照射した。韓国側は自衛隊側が威嚇飛行をしたと主張し、防衛協力に影を落とす。今回も日本が韓国による警告射撃を抗議したことに対し、韓国外務省は「日本側の主張は受け入れられない。韓国政府は日本側の抗議を一蹴した」との声明を出した。

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