タイの「ワット・アルン」展示 東武ワールドスクウェア
国内外の名所を再現した展示が並ぶテーマパークの東武ワールドスクウェア(栃木県日光市)はタイのバンコクにある寺院「ワット・アルン」の展示を始めた。三島由紀夫の小説「暁の寺」にも描かれた寺院を25分の1の大きさで再現した。タイとの相互誘客や交流促進につなげたい考えだ。
ワット・アルンはバンコクのチャオプラヤー川西岸にあり、高さ約75メートルの大仏塔や4基の小仏塔などからなる。外壁や屋根に施された細かな装飾を模型でも再現した。同園では近年東南アジアからの観光客が増加傾向にあることなどを受け、約2億円をかけ整備した。
20日に完成を記念する式典が開かれ、駐日タイ大使のバンサーン・ブンナーク氏は「ワット・アルンを東武ワールドスクウェアで見て、実物をタイで見たいと思う方が多くなることを祈っている」と話した。