「青いメルカリ」生んだザッカーバーグの腹心
メルカリ 野望と苦悩(3)
創業時から「世界で通用するサービス」を目指したメルカリは、いきなり米国で壁にぶつかる。担当していた共同創業者を事実上更迭して陣頭指揮を執る山田進太郎が米国事業の再建請負人に指名したのは、米国の「テクノロジーの巨人」の中枢にいる男だった。
ザッカーバーグの腹心を直撃
2017年5月、サンフランシスコ発ロンドン行きの機内。離陸後の食事が終わり、明かりが消えてしばらくたった時のこと。「ジョン、ちょっといいかな」。聞き覚えのある声...
インターネットが誰の手にも届くようになると、多くの若者たちがアイデアや技術力を武器に起業家となり、既存の産業界に挑んでいった。数々の新興企業が生まれ停滞する日本経済に新風を吹き込んだが、世界で戦える存在は皆無。そんな日本のスタートアップの景色を変えうる新星が現れた。フリマアプリのメルカリだ。ネット興亡記・第5部ではその野望と苦悩を描く。
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