トウモロコシ、かすむ米国の存在感 南米増産で上値重く
トウモロコシの上値が重い。最大生産国の米国は天候不順で作付けが遅れた。生育不良が材料視されたものの、相場が上昇したのは6月中旬まで。ブラジルやアルゼンチンなど南米の豊作が、供給懸念を打ち消しつつある。南米産の輸出シェアは既に米国をしのぐ。穀物市場での米国の存在感低下が浮き彫りになっている。
国際指標の米シカゴ先物は1ブッシェル4.2ドル前後。6月中旬に約5年ぶりの高値である4.5ドル台をつけた後...
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