静岡空港アクセスバス拡充 20日から金谷・新金谷線
静岡空港と静岡県島田市の金谷を結ぶアクセスバスの運行が20日、始まる。実証実験との位置づけで、需要を見極めながら正式な路線開設をめざす。空港へのアクセスが便利になるとともに、島田市を走る大井川鉄道の蒸気機関車や茶畑など空港お膝元の観光資源に人を呼び込む狙いだ。
アクセスバスは空港と大井川鉄道の新金谷駅(島田市)を発着し、JR金谷駅(同)を経由する。空港行きは1日8本、空港発は1日6本運行する。2020年7月までの1年間で利用実績を確認し、その後も続けるかどうか検討する。
空港会社、富士山静岡空港(静岡県牧之原市)の西村等社長は「空港の二次交通(アクセス)が課題だ。利用者を増やして継続的に運行したい」と話す。大井川鉄道の鈴木肇社長は「地元の観光活性化にも役立つ」と期待を示した。