大日本印刷、フェンシング競技を疑似体験 機材セット開発
大日本印刷は19日、フェンシング競技の疑似体験ができる機材セット「スマートフェンシング」を開発したと発表した。導電性のあるジャケットとセンサーを内蔵した剣を使用。年齢や経験などに関係なく、安全に楽しめるようにした。月内にレンタルサービスを始める。スポーツ関連の事業全体で、2023年3月までに累計10億円の売り上げを目指す。
2020年東京五輪・パラリンピックに向け、企業や自治体のスポーツイベントでの利用を見込む。剣の先端がジャケットにあたると得点が入り、審判機に得点を表示する仕組み。「1対1」だけでなく複数人でも利用できる。
今後は近距離無線通信「ブルートゥース」を活用して剣をスマートフォンやタブレット端末と連動させる予定。ワイヤレスのため車いすでも安心して使えるという。
レンタル料金は剣やジャケット、審判機のセットで税別10万円から。機材を含め、大日本印刷から運営スタッフを派遣する場合のサービス料金は税別30万円から提供する。
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