ラグビーW杯チケット「出発」
143の国・地域へ
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会は18日、日本を含む143の国や地域へ紙チケットの発送を始めた。開幕を約2カ月後に控え、購入時に紙チケットを選択した人に順次、届けられる。
海外向けの発送拠点となる東京都内の物流センターで出発式を開催。ジャージーを着た選手の姿を伝統的な武者絵で描いたデザインのチケットも披露し、組織委の嶋津昭事務総長は「日本文化の薫りがする魅力的なチケットだ。世界中の人に喜んでもらえると思う」とあいさつした。
紙チケットは、大会カラーの青、赤、紫をベースにした3種類を用意した。セキュリティーのために優勝杯「ウェブ・エリス・カップ」のホログラムも施されている。
大会全体で販売する180万枚のうち、144万枚が既に売れた。8割近くが紙チケットでの受け取りを希望したという。
組織委は、次回のチケット一般向け先着販売を8月10日午後6時から開始すると発表した。終了時期は未定。国際統括団体ワールドラグビー(WR)が関係者に売るチケットの余り分が回され、約30万枚を見込む。5月に始まった現在の一般販売は7月24日に締め切られる。〔共同〕