料理動画のエブリー、25億円を調達
料理動画サービスを手掛けるエブリー(東京・港)は17日、食品卸大手の伊藤忠食品を引受先とする25億円の第三者割当増資を実施すると発表した。19日にも手続きを終える。両社は業務提携の契約も結んだ。
エブリーは調達する資金でスーパーなど小売店に設置するデジタルサイネージ(電子看板)事業を強化する。同社は2万5千超のレシピ動画を持つ。サイネージに映す動画を生かして「新しい販促方法を探している小売業者に提案していく」(吉田大成社長)という。サイネージを通した食品メーカー向けのマーケティングの提案にも力を入れる。
同社は2018年にKDDIから30億円の出資を受けており、今回の資金調達はそれに次ぐ規模となる。
(斎宮孝太郎)