米IBM、AT&Tとクラウドで提携 「5G」でも協力
【ニューヨーク=中山修志】米IBMは16日、米通信大手AT&Tとクラウド関連サービスの提供などで複数年の提携契約を結んだと発表した。買収したクラウド向けソフト大手のレッドハットが中心となり、ソフト開発や保守サービスを手掛ける。契約額は数十億ドル(数千億円)規模とみられる。
契約にはクラウドサービスのほか、次世代通信規格「5G」のインターネット接続に関する技術協力などが含まれる。
IBMはレッドハットの買収に340億ドル(約3兆7000億円)を投じ、9日に手続きを完了した。同社の19年2月期の売上高は34億ドルとIBMの5%以下で、巨額買収が経営の負担になるとの指摘もある。
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